長引く咳について

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長引く咳について

  • 2021.04.06

    咳の持続期間と原因

    感染症、喘息、咳喘息、アトピー咳嗽、副鼻腔炎気管支症候群、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、逆流性食道炎、睡眠時無呼吸症候群など、多岐にわたります。

    持続期間によって大まかに原因を推定できます。

    発症3週間以内の咳の多くは、感染症、又はその後遺症です。多くは抗菌薬の内服、または咳止めの薬を内服することで、自然と軽快していきます。ただし高熱、呼吸困難を伴うときは肺炎を発症している可能性があり、注意する必要があります。

    胸部レントゲンが正常(肺がん、肺結核、間質性肺炎などが否定的なことを意味します)で、3週間を超えて持続する咳では、感染症以外の割合が増えます。

    210406_img1.png引用文献:日本呼吸器学会:咳嗽・喀痰の診療ガイドライン2019. メディカルレビュー社, 2019.

    咳の検査

    当院では以下の検査を必要に応じて行なっています。

    • 胸部レントゲン
      肺炎、肺がん、結核、間質性肺炎などを発症していないか確認できます。
      COPDでも特徴的な所見を認めることがあります。

    • 呼吸機能検査
      喘息、COPD、間質性肺炎などを疑う時に行います。喘息やCOPDにおいては、気管支が狭くなっているため、強く吐ける息の量が低下しています。
      間質性肺炎では肺活量が低下する傾向を認めます。

    • 呼気NO測定
      気道アレルギーの有無、その強さを見る検査です。息を6秒以上吐くことで、負担なく検査が行えます。高値の場合は喘息などの可能性が高まりますが、低値を示す喘息の方もおられるため注意が必要です。

    • 喀痰検査
      肺炎や気管支炎の起因菌の確認、結核などの感染症を診断するために行います。
      がん細胞の有無を調べる場合もあります。

    • 血液検査
      CRP値、白血球数を測定することで、感染症と非感染症の鑑別に役立ちます。
      院内で検査可能ですので、5分程度で結果をお伝えできます。

    • アレルギー検査
      血液検査で、アレルギー体質の有無と程度を確認します。ハウスダスト、ダニ、花粉、カビ、ペットなど、代表的なアレルギー原因物質(アレルゲン)への反応性を検査します。

    • 胸部CT検査
      レントゲン検査で読影できないような、僅かな異常を検出することができます。胸部CTが必要なときは、他病院に検査依頼させて頂きます。

    呼吸器内科専門医による咳診療

    改善傾向のない2週間以上持続する咳の場合は、呼吸器内科専門医への受診をお薦めします。

    咳止めを処方するだけではなく、詳細な問診、検査を行いつつ、病態に基づいた治療を行います。いかなる治療でも改善に乏しい難治性咳嗽の方がおられることも事実ですが、お困りの皆様が少しでも快適でストレスなく日常をお過ごしいただける様にアドバイスさせて頂きます。

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