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暮も押し詰まってきました

[2018.12.28]

 今年もいよいよ押し詰まってきました。何かと色々な出来事があり、「災」という文字が今年を表す文字として選ばれました。皆様方におかれては、良い年であったでしょうか。私自身は年末に諸事多忙のため、ブログを書いてはいたのですが、お蔵入りとなっております。お蔵入りになった幾つかのブログ原稿を眺め、ため息をついているところです。来年はブログに限らず、「物事を途中で投げ出さないようにしたい」と心を引き締めているところです。 

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 暮を迎えますと、つい多忙が日常となってしまうものです。そこで日々の生活を一度見直してみました。そこでというわけではありませんが、今回は過重労働について少し考えてみました。

 過重労働の定義についてです。少し驚いたのですが、過重労働という言葉は誰もが知っているものの、明確な医学的また法的な定義がないということです。厚生労働省による「過重労働による健康障害防止のための総合対策について」にも定義は述べられていません(https://www.mhlw.go.jp/new-info/kobetu/roudou/gyousei/anzen/101104-1.html)。ただ長時間残業や休日なしの勤務などの労働状態が続き疲労が慢性的になると、脳血管疾患や心疾患を発症して死に至ること、また過労による自殺が問題とされています。そこには時間外・休日時間外労働が注目されています。つまり長時間にわたる過重な労働は、疲労の蓄積をもたらす重要な要因と考えられ、さらには、脳疾患や心臓疾患の発症との関連性が強いという医学的知見が得られているのです。そこで過重労働による健康障害の防止のために時間外・休日労働の削減、労働者の健康管理の徹底等を推進しています。図1に示したように時間外・休日労働が月100時間超える、または2ないし6ケ月で月80時間を超えると健康障害のリスクが高まることが分かっています。

 このように労働者の労働時間の把握管理は重要です。平成29年1月に厚生労働省は「労働時間の適正な把握のために使用者が講ずべき措置に関するガイドライン」(図2)を策定し、使用者には労働時間を適正に把握する責務があることを示しています。労働者の労働日ごとの始業・終業時刻を確認し、適正に記録される必要があります。このように事業者は過重労働を避けるようにせねばならないのです。

 年の終わりにあたり労働時間を考え直してみました。たしかに労働時間を意識せず、働き過ぎることは健康障害のリスクを高めることになります。健康障害のリスクを回避するためには、社会全体で労働時間に配慮し就業していくことが大切であります。

 それでは皆様、良い年をお迎え下さい。

 

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図1 過重労働による健康障害を防ぐために 

   厚生労働省 中央労働災害防止協会によるパンフレットから一部引用

https://www.mhlw.go.jp/new-info/kobetu/roudou/gyousei/anzen/dl/101104-1.pdf

 

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図2 労働時間の適正な把握のために使用者が講ずべき措置に関するガイドライン

https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11200000-Roudoukijunkyoku/0000187488.pdf

 

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